岩井秀人よりコメント
本年2月に爆笑とともに誕生いたしました「いきなり本読み!」の第2回目となります。「何を読むかも知らされていない俳優が集められ、突如本読みをさせられる!」というこの企画、一見「俳優さんにそんな無茶振りを。。。」と思われがちですが、ご覧いただいた面々に参加してもらえていることからもわかる通り、そんなに破天荒なことでもないのです。
上に書いた企画意図も、実は俳優さんたちにとっては「岩井はあれを見せたいのね…笑」と、きちんと認識されている気がしてなりません。
お客さんに見てもらう「本番」を作るための「稽古の時間」というものが、どれだけ様々な可能性をキラキラと撒き散らしながら進んでいくか。それが結局本番の舞台上に乗らないとしても、俳優の挑戦の数々、演出家と一緒に路頭に迷ったりする瞬間も、とてもドラマチックです。そういった時間をお客さんとも共有できる気がしてならなく、またもや、やってみます。
俳優という生き物が、どういった特性を持って、どう悩みながら台本に入っていくか、そしてそんな不思議な生き物と遊べる、演出家という仕事についても眺めてみてください。演劇やドラマが好きな皆さんが、さらにその愛を深めますように。お気楽にどうぞ~!